注文住宅が建つまでの流れと
茨城で家を建てる期間の目安

初めての家づくりは、何から始めればいいのか分からず不安になりがちです。でも、全体の流れを先に知っておくだけで、いま自分がどこにいて次に何をすればいいかが見えてきます。このページでは、情報収集から引き渡しまでのステップを順を追って解説し、茨城で家を建てる場合の期間の目安もあわせてまとめました。

最終更新:2026年6月

家づくりは「土地を持っているか」「これから土地を探すか」で、進み方も期間も変わります。すでに土地がある場合は、おおむね半年から1年程度で引き渡しまでたどり着くことが多い一方、土地探しから始めると、その前段の時間が上乗せされます。まずは全体のステップをつかんでから、自分の状況に合わせて読み進めてください。

家づくり全体のステップと期間の目安

注文住宅は、思い立ってすぐ建つものではありません。情報収集から引き渡しまで、いくつもの工程を順番に踏んでいきます。まず全体の流れを一覧で見ておくと、各工程にどれくらい時間がかかり、いつ何を決めればいいかがイメージしやすくなります。

ステップやること期間の目安
1. 情報収集家づくりの基礎を知る、希望をまとめる1〜2か月
2. 資金計画予算決め、住宅ローンの事前相談1か月程度
3. 土地探し(土地がない場合)エリア・条件の選定2〜6か月以上
4. 工務店選び・相談相見積もり、プラン作成、会社決定2〜3か月
5. 契約・仕様決定工事請負契約、間取り・設備の打ち合わせ1〜3か月
6. 着工〜上棟地盤改良・基礎工事・建て方1〜2か月
7. 完成・引き渡し内装・外構、完了検査、引き渡し木造で着工から4〜6か月

※期間はあくまで一般的な目安です。会社・仕様・土地の状況・確認申請の混み具合などで前後します。

大まかにいうと、すでに土地がある場合は半年から1年程度を見ておくと計画が立てやすくなります。これは土地探しを除いた、資金計画から引き渡しまでのイメージです。一方、これから土地を探す場合は、ステップ3の土地探しが前段に加わるため、その分だけ全体の期間は長くなります。土地探しは条件次第で数か月かかることも珍しくないため、早めに動き出すのが安心です。

なお、引っ越したい時期が決まっている場合(子どもの入学、賃貸の更新時期など)は、そこから逆算してスケジュールを組むのが基本です。「いつまでに住みたいか」を最初に決めておくと、各工程のペースが見えてきます。

ステップ1〜2:情報収集と資金計画

家づくりの最初の一歩は、いきなり会社に相談することではありません。まずは「どんな家を、いくらで建てたいか」を自分なりに固めることから始めます。ここがあいまいなまま進むと、後から予算オーバーや希望のすれ違いが起きやすくなります。

情報収集と希望の整理

住宅情報サイトや完成見学会、カタログなどで、間取りや性能、デザインの好みをつかんでいきます。家族で「絶対に譲れない条件」と「できれば叶えたい条件」を分けて書き出しておくと、後の打ち合わせがスムーズです。茨城のように敷地に余裕を取りやすい地域では、平屋や二世帯住宅といった選択肢も検討の俎上に乗りやすくなります。

予算の決め方

予算は「いくら借りられるか」ではなく、「いくらなら無理なく返せるか」から考えるのが基本です。年収に対する年間返済額の割合(返済負担率)は、おおむね20〜25%以内が一つの目安とされます。注文住宅の総額は、本体工事費だけでなく、地盤改良や外構などの付帯工事費、登記やローン手数料などの諸費用を合わせたものになる点に注意してください。

住宅ローンの事前相談

具体的な土地や会社が決まる前でも、住宅ローンの事前相談(事前審査)は受けられます。早めに「自分はどのくらいの予算で動けるか」を把握しておくと、土地探しや工務店選びの段階で迷いが少なくなります。金利タイプや返済期間の考え方を、銀行や工務店に相談しながら整理していきましょう。

茨城の坪単価や総額の目安、土地込みのシミュレーションは 茨城の注文住宅の相場ガイド で、国や市町村の補助金・支援制度は 茨城の住宅補助金ガイド でくわしく解説しています。資金計画の前に目を通しておくと、予算が立てやすくなります。

ステップ3:土地探し

このステップは、すでに土地を持っている人は飛ばして構いません。これから土地を探す人にとっては、ここが家づくり全体の期間を大きく左右する工程になります。

土地ありと土地探しの違い

土地がすでにある場合は、その敷地に合わせて間取りや配置を考えていくため、比較的スムーズに進みます。一方、土地探しから始める場合は、エリア・予算・広さ・周辺環境などの条件をすり合わせながら候補を絞っていくため、数か月以上かかることも珍しくありません。希望の条件に合う土地はタイミングもあるので、早めに動き出しておくと選択肢が広がります。

土地は価格だけで決めず、次の点も必ず確認します。用途地域(建てられる建物の種類や高さ、建ぺい率・容積率)、地盤の強さ(軟弱だと地盤改良費が乗ることがある)、そして市のハザードマップ(浸水・土砂災害のリスク)です。茨城は敷地を広く取りやすい反面、エリアによって地盤や水害リスクが異なるため、事前確認が安心につながります。

土地探しから相談できる工務店は限られる

意外と見落とされがちですが、すべての工務店が土地探しまで手伝ってくれるわけではありません。当サイトに掲載している茨城県内の工務店412社の公開情報を集計したところ、土地探しから相談できると確認できたのは66社、全体の約2割という結果でした。

土地探しから相談できる66社 16.0%

※自社調べ。ibaraki-yorozu.com 掲載の茨城県内工務店412社(30エリア)の公開情報・タグ分布をもとに2026年時点で集計。

つまり、土地から探したい場合は、工務店選びの最初の段階で「土地探しに対応してくれるか」を確認しておくのが効率的です。土地と建物をまとめて相談できる会社なら、土地の予算と建物の予算のバランスも一緒に考えられるため、全体の総額が組み立てやすくなります。

ステップ4:工務店選びと相談・見積もり

予算とエリアの見当がついたら、いよいよ依頼先を決めていきます。ここは家の満足度を大きく左右する工程です。1社だけに絞らず、複数の会社を同じ基準で比べるのが基本になります。

相見積もりとプラン作成

気になる会社を2〜3社ほどピックアップし、同じ条件(広さ・間取りの方向性・希望する性能)で見積もりとプランを依頼します。各社から出てきた間取り提案や概算見積もりを並べると、その会社の得意分野や考え方の違いが見えてきます。見積もりは本体価格だけで比べず、付帯工事費や諸費用まで含めた総額で横並びにするのがポイントです。

会社を決めるときの見方

提案内容と金額に加えて、性能(耐震・断熱)の説明が具体的か、保証やアフターの体制が整っているか、担当者が要望をていねいに聞いてくれるかも判断材料になります。家づくりは数か月から年単位の付き合いになるため、安心して任せられる相手かどうかも大切です。

工務店を選ぶときの具体的なチェック項目や、茨城ならではの選び方は 茨城で失敗しない工務店の選び方 で7つの軸にまとめています。工務店とハウスメーカーで迷っている場合は 工務店とハウスメーカーの違い もあわせてご覧ください。

ステップ5〜:契約から着工・上棟・完成・引き渡し

依頼する会社が決まったら、契約を結び、いよいよ家が形になっていきます。ここから先は工事が中心ですが、施主として確認すべきポイントもいくつかあります。

  • 工事請負契約プラン・仕様・金額・工期に納得したうえで、工事請負契約を結びます。契約前に、見積もりの内訳や追加費用が発生する条件まで確認しておくと、後のトラブルを防げます。契約後はあらためて間取りや設備、内装の色や素材などを細かく決めていきます。
  • 地盤調査・着工着工前に地盤調査を行い、必要に応じて地盤改良をします。その後、基礎工事から建築がスタートします。着工時には近隣へのあいさつをしておくと、工事中のトラブルを避けやすくなります。
  • 上棟(建て方)基礎の上に柱や梁を組み上げ、家の骨組みができあがる工程です。建物の大きさや形が一気に見えてくるタイミングで、上棟式を行う場合もあります。木造の場合、着工から引き渡しまではおおむね4〜6か月程度が目安です。
  • 内装・外構工事屋根・外壁・内装・設備の取り付けと並行して、駐車場やフェンスなどの外構工事を進めます。途中の現場見学で、仕上がりや図面とのずれを確認しておくと安心です。
  • 完了検査・引き渡し工事が終わると、行政や第三者による完了検査と、施主立ち会いの確認(内覧)を行います。傷や不具合があれば手直しを依頼し、問題がなければ鍵を受け取って引き渡しとなります。

引き渡し後のアフターも確認しておく

家は引き渡して終わりではありません。引き渡し後の定期点検や保証の内容こそ、会社による差が出る部分です。何年目まで、どのくらいの間隔で点検に来てくれるか、不具合があったときの連絡体制はどうかを、契約前に書面で確認しておきましょう。地元の工務店ほど、近くに拠点があるぶん対応が早い傾向があります。

茨城の工務店を比較する

家づくりの流れがつかめたら、次は地元の工務店を実際に比べてみましょう。エリア別に、得意分野・実績・口コミで比較できます。土地探しから相談したい方や、進め方に迷っている方は無料相談もご利用ください。

▶ 茨城県内 全エリアの工務店一覧を見る
無料相談はこちら

よくある質問(FAQ)

Q. 注文住宅は完成までどれくらいかかりますか?

すでに土地がある場合、資金計画から引き渡しまではおおむね半年から1年程度が目安です。これから土地を探す場合は、土地探しが前段に加わるため、その分だけ長くなります。工事そのものは木造で着工から4〜6か月程度が一般的な目安ですが、会社や仕様、確認申請の状況で前後します。

Q. 何から始めればいいですか?

まずは情報収集と資金計画です。「どんな家を、いくらで建てたいか」を家族で整理し、住宅ローンの事前相談で予算の見当をつけてから、土地探しや工務店選びに進むとスムーズです。予算の目安は相場ガイド、補助金は補助金ガイドが参考になります。

Q. 土地がなくても相談できますか?

土地探しから相談できる会社もありますが、すべての工務店が対応しているわけではありません。当サイトの集計では、土地探しから相談できる工務店は茨城で約2割(66社)でした。土地から探す場合は、最初の段階で対応可否を確認しておくと話が早く進みます。

Q. 工務店はいつ決めればいいですか?

資金計画とエリアの見当がついた段階で、2〜3社に相見積もりとプランを依頼し、比較して決めるのが一般的です。土地探しから頼みたい場合は、土地が決まる前の早い段階で対応してくれる会社に相談するのがおすすめです。選び方の詳しい軸は選び方ガイドをご覧ください。

Q. 引き渡しの後は何を確認すればいいですか?

引き渡し前の内覧で傷や不具合がないかを確認し、あれば手直しを依頼します。引き渡し後については、定期点検の頻度・保証の対象範囲・不具合時の連絡体制を契約前に書面で確認しておくと安心です。地元の工務店は近くに拠点があるぶん、アフター対応が早い傾向があります。